山中企画だより 2017年7月

 

政治の世界、将棋の世界、芸能の世界はじめ、いつも以上にいろいろなことが起こった6月もようやく終わりましたが、皆さん、お健やかにお暮らしでしょうか。
 実は山中企画も、6月はイベントの連続ではありました。
 9日には、秋葉原で、「オタク起業家」高橋信之さんの本『オタク稼業秘伝ノ書』の発刊を記念したライブを開きました。高橋さん自身が「僕は200人は集める自信がある」というので、非常に大きな会場を借りましたところ、本当に200人が集合。
 普段の言動は、やや「ほら吹きオヤジ」的な高橋さんですが、やる時はやる。人気、あるんですね。
 続いて13日には、渋谷で、作詞家・たきのえいじ先生の本『生かされて』の発売記念ライブをやりまして、こちらも会場が満員となる100人以上のお客さんが集まりました。
 つまり、どちらの本も出足は順調です。
 私個人でいうと、18日からは3泊4日で中国・広州にも行きました。世界有数の雑貨・アパレルマーケットとして知られる広州が、どのような状況になっているのかを、「買い付けのプロ」である青木陽介さんにくっ付いて見学に行ったのです。
 確かに、あくなき中国パワーに押された一面もありつつ、広州中心地の市場でも店を閉じてしまっている光景を多数見まして、中国経済もそう単純な右肩上がりでもなくなっている様子はヒシヒシとわかりました。
 この海外買い付けに関するテーマは、なんとか今年中には本にまとめるつもりです。
 さて7月となると、やはり注目は大相撲名古屋場所でしょうか。本当に稀勢の里は出て大丈夫なのか、新大関・高安はどのくらい勝てるのか、それに上位陣と顔が合うかギリギリの地位ながら、もし合ったら宇良はどんな相撲をとるのか?
 正直、楽しみでしょうがありません。 
 てなことで、このメールは、私、山中企画の山中伊知郎とここ一、二年の間で名刺交換をさせていただいた方、私どものライブに来ていただいた方、昔からの知り合い、それにウチの事務所関係者などにお送りしております。
 この「山中企画だより」の趣旨は、要するに、ウチの事務所は、最近、こんな活動をしていますのでよろしく、という、いわば近況報告のメールです。
 もしよければ、ご一読ください。もう送らないでくれ、ということでしたら、ご一報ください。
 

『オタク稼業秘伝ノ書』と『生かされて』について、もう少し詳しく。

冒頭で触れた6月発売の2冊の本ですが、もう少し詳しく紹介します。
 まずは『オタク稼業秘伝ノ書』。
一度計画して、しばらく頓挫していた、「コスプレ」という言葉の生みの親でオタク産業の重鎮である高橋信之氏に関する本です。
 早稲田の漫画研究会時代のエピソードから始まって、ゲーム攻略本で大当たりした時代、うっかり楽してカネを稼ごうとして会社を乗っ取られた時代、また再起した時代、となんとも波乱万丈な一代記になっております。
 漫研時代の仲間であったやくみつるさんや堀井憲一郎さん、高橋さんの事務所のかつての間借り人だった映画監督の河崎実さん、かつて高橋さんの会社でアルバイトを経験し、現在はホットトイズジャパンの社長をつとめるフランク・デュボアさんらのコメントもあります。
 もう一つの、『生かされて』。
 著者は、小泉今日子の『常夏娘』、マルシアの『ふりむけばヨコハマ』をはじめ、数多くのヒット曲を産んでいる作曲家でもあり作詞家でもある、たきのえいじさん。5月に発売の水森かおりさんの新曲『早鞆ノ瀬戸』も作詞されています。
 たきのさんは、自分の教え子でもある歌手の、かとうれい子さんとともに、「歌の宅配便」という活動をしています。これは、病気などのために寝たきりや車椅子生活を余儀なくされている方の家庭を訪れ、その方を前に歌を披露するものです。また、それとは別に、知的障がいを持つ方々のいる施設で、20年以上に渡って、毎年、その皆さんたちを主役にした歌合戦イベントも開いています。 
 しかも、そういう活動を、「世のため人のため」と力んでやっているのではなく、「やってて楽しいから」とあっさり言えてしまうあたりがとても素晴らしい。
 それらの活動を通して、何を感じ、何を自分の生きる糧としていこうとしているのか・・・。作詞家らしく、たきのさんの文章には、独特の言葉の輝きがあります。
 10月には、山中企画が主催し、北区の北とぴあで、たきの先生とかとうさんのライブもやる予定です。
 
『目が見えない演歌歌手』も好調!

 その前、山中企画が4月に出したのが、
『目が見えない演歌歌手』
 著者は、未熟児網膜症によって、生まれつき視力を失い、やがて高校在学時に『NHKのど自慢』のグランドチャンピオンに輝いたのをキッカケに、プロの演歌歌手の道に進んだ清水博正さん。
 彼の「語りおろし」を、私が聞いてまとめさせていただきました。
 演歌との出会い、温泉施設などでのお年寄りとの交流、プロ歌手になる道筋、さらに「視覚障がい者」として見た「バリアフリー社会」の現状など、たっぷりと語られています。
 当然、何度も取材のためにお会いしたのですが、とにかく明るく、異常にテンションが高い。ご本人も「障がいはハンデではなく個性」と明言しているように、一人でも外出するし、パソコンも使いこなす「行動派」です。
 おそらくこの本を読んでいただければ、「視覚障がい者」に対して抱いていたイメージがガラッと変わると思います。
 発売開始して2カ月あまり、おかげさまで大好評です。5月なかばには、増刷もしました。
 お年寄りや障がい者の方はもちろん、それ以外の皆さんにも勇気と元気を与えられる本になっております。ぜひ、お読みください。
 
『最後のGSといわれた男』、好評発売中! 高円寺でライブも開催!

 
 山中企画が昨年出した本の一つが『最後のGSといわれた男』。
 仙台在住で、元グループサウンズ「オリーブ」のドラム&ボーカルだったマミーこと木村武美(キムタケ)さんの自叙伝です。木村さんは今でも自分の経営する国分町の店「DRUM」でドラムを叩き続ける「現役ミュージシャン」でもありつつ、だんだん減ってきている「GSの生き証人」の一人でもあります。
オリーブ時代には『マミー・ブルー』というヒット曲も出しました。
もちろんターゲットは、昭和40年代の、あのGS全盛期にノスタルジーを感じる世代の人たち。
木村さんに会いに、すでに何度か仙台に行っております。今年3月にも、交通費節約のために、「青春18きっぷ」を使って、鈍行で往復しました。
ちょうど仙台に来ていたタブレット純さんとも合流し、「GS話」の花が咲きました。とはいえ、GSに異常に詳しい純さんと、当時を思い出して語る木村さんの横で、私は、話の内容はほとんどチンプンカンプンでしたけど。
本についていえば、GSが最高に盛り上がったころの思い出とともに、藤圭子、井上陽水、山口百恵をはじめ、かつて接した「ビッグスター」とのエピソードも散りばめられた、とても楽しめるものに仕上がっています。
7月には、仙台から東京に木村さんをお呼びして、タブレットさんとの歌付きトークライブを開きます。7月24日(月)高円寺ShowBoatです。タイトルは『高円寺にGSが舞い降りた!』。
お問い合わせは03-3337-5745高円寺ShowBoatまで。
 
『改訂版 小説・コント55号』も好評発売中!
 
 
 おなじく、GS同様、山中企画が去年発売した昭和40年代へのこだわり本も、もう一冊あります。
 「コント55号」といえば昭和40年代のお笑い界で大旋風を巻き起こした伝説的コンビ。
 実は私、そのコント55号の結成前後について各方面に取材し、10数年前、竹書房から『小説・コント55号』なる本を出版しました。
で、このたび、2016年が「コント55号結成50周年」というのもあって、昨年末、山中企画で『改訂版』を出そうと決意したのです。竹書房の本では触れていなかった、欽ちゃん・二郎さん最後の共演となった明治座公演のエピソードを加え、2人の「まったく性格は合わないのにかけがえのない存在だった」様子を、さらに浮き彫りにしようと思いました。
 本の売り文句は、こうです。
 
「昭和41(1966)年、
ビートルズが来日して、
コント55号が生まれた!」
 
 まったくビートルズによって日本の音楽界もガラッと変わり、グループサウンズの大ブームが起こり、コント55号によってお笑い界も一気に変わったのです。
 どう変わったかについては、ぜひこの本を読んで味わってください。
 
 
「浦議」のコラムもよろしく!

私、浦和在住で、1993年のJリーグ開幕からずっと浦和レッズのシーズンチケットを買っております。すでに四半世紀になってしまいました。
ただ、ゴール裏サポーターのように、みんなで立って声出して応援したりする「統一行動」は苦手で、とにかく一人で埼玉スタジアムに行っては、誰とも仲良くならずに、試合を見たらさっさと帰ることを繰り返しています。
で、一応、試合についての感想などを「浦和レッズについて議論するページ」というサイトの中で、コラム「山中伊知郎の素人目線」というタイトルで載せさせてもらっています。あくまでホームの試合限定です。10年以上前はアウエーまで追いかけていきましたが、今はホーム観戦のみ。
6月のレッズは、3連敗とボロボロで、もう目も当てられないくらい守備陣が崩壊しておりましたが、月も変わったし、少しは良くなっているでしょう。
 
恒例の『ちょっと昭和なヤングたち66』は7月25日

 
 恒例の『ちょっと昭和なヤングたち66』は、7月25日(火)午後6時半からお江戸上野広小路亭で開催します。
MCはもちろんイワイガワ。ゲストはしゃばぞう、ビックボーイズ、BOOMER、ペッパーボーイズ、おい! 林、まじかる☆あやかです。
 やっているのは相変わらず古くて新しいお笑い。しかし、このライブも10年をとっくにこえ、年輪を重ねてきて、料理でいえば、えもいわれぬ独特の渋めのダシが出るようになってきています。
 ぜひ味わってみませんか。
 
 とにかく今後とも、よろしくお願いします。