山中企画だより 2017年5月

 

  大相撲夏場所の人気っぷりには、ほんとに驚かされました。
 最近、私はチケット大相撲の先行予約販売に応募してチケットを手に入れるのですが、夏場所に関しては第三志望まで入れて、すべて抽選ハズレ。よっぽど応募が増えているのでしょう。
 で、一般発売の4月8日、最寄りのコンビニに販売開始の10時に行き、すぐに購入の操作をしてみました。ところが、千秋楽は当然として、初日、中日といった休日は、もうアッという間に売り切れ。一番集客が薄い2日目くらいならまだ大丈夫だろう、と
見ていくと、私が買いたい二階の椅子席がやっぱり売り切れていました。しょうがないと、一応、3日目を見ていくと、かろうじて残っていたため、なんとかゲット。
 これが販売開始のわずか10分か15分後ですからね。
 あとでニュースで、国技館の窓口に来たお客さんは、12時発売開始だったため、それまでにチケットが全部売り切れで、並んだのに一人も買えなかった、と知りました。
 どうなってるんでしょう。窓口分くらいは確保しときゃいいのに。
 ちょっと前でも、2日目くらいなら、当日で行っても楽に買えたんですが。
 ここ10年だけ振り返っても、相撲界はドラマチックそのものです。暴行死事件や野球賭博事件、八百長発覚とあって、本場所が開催できなくなるくらい土俵際に追い詰められたのが、気が付いたらイケイケのがぶり寄り状態になっているのですから。 
 まったく「ピンチのあとにチャンスあり」。
 稀勢の里休場の巡業も満員御礼の連続だったらしく、この人気も、決してキセ一本かぶりではなさそうですね。
 実際、本場所中の国技館はテーマパークみたいなもんです。いきなり木戸でチケットのモギリをやってるのが、昔、テレビでよく見てた元有名力士だったりしますから。確か去年、私が入場した時も、元栃乃和歌の春日野親方がモギってました。会社でいう取締役にあたる理事というエラい立場なはずなのに、ああいう仕事もやるんだ、とビックリした記憶があります。
 廊下を歩いていても、貴乃花だの若島津だの、元人気力士を間近で見られますし、現役力士の場所入りを眺めるのも楽しい。ディズニーランドのパレード状態です。
 あの、マゲをつけたデカい力士たちを見るだけで「非日常空間」を味わえます。
 みんな、そういう大相撲の楽しみ方に気が付いたのかもしれませんね。
 ただし、「一寸先は闇」。やがてはまた「谷間の時代」も来るでしょう。そん時はチケットも取りやすくなるんで、一場所のうち10日くらいは国技館に通ってみましょうかね。
 てなことで、このメールは、私、山中企画の山中伊知郎とここ一、二年の間で名刺交換をさせていただいた方、私どものライブに来ていただいた方、昔からの知り合い、それにウチの事務所関係者などにお送りしております。
 この「山中企画だより」の趣旨は、要するに、ウチの事務所は、最近、こんな活動をしていますのでよろしく、という、いわば近況報告のメールです。
 もしよければ、ご一読ください。もう送らないでくれ、ということでしたら、ご一報ください。
 

『目が見えない演歌歌手』、大好評発売中!

 山中企画の今年最初の新刊書は、
『目が見えない演歌歌手』
 著者は、未熟児網膜症によって、生まれつき視力を失い、やがて高校在学時に『NHKのど自慢』のグランドチャンピオンに輝いたのをキッカケに、プロの演歌歌手の道に進んだ清水博正さん。
 彼の「語りおろし」を、私が聞いてまとめさせていただきました。
 演歌との出会い、温泉施設などでのお年寄りとの交流、プロ歌手になる道筋、さらに「視覚障がい者」として見た「バリアフリー社会」の現状など、たっぷりと語られています。
 当然、何度も取材のためにお会いしたのですが、とにかく明るく、異常にテンションが高い。ご本人も「障がいはハンデではなく個性」と明言しているように、一人でも外出するし、パソコンも使いこなす「行動派」です。
 おそらくこの本を読んでいただければ、「視覚障がい者」に対して抱いていたイメージがガラッと変わると思います。
 発売開始して約1カ月、おかげさまで大好評です。
 4月9日、清水さんの地元、群馬県渋川市で行われたコンサートに私もうかがいましたが、ほぼ「飛ぶような」売れ行き。
 取次会社からもたくさんの追加注文が来ています。
 お年寄りや障がい者の方はもちろん、それ以外の皆さんにも勇気と元気を与えられる本になっております。ぜひ、お読みください。
 
 
6月発売予定は『オタク稼業秘伝の書! デラックス・ア・ゴーゴー!』と『生かされて』

さらに6月発売の予定で、2冊の企画が進行中です。
 まずは『オタク稼業秘伝の書 デラックス・ア・ゴーゴー!』。
一度計画して、しばらく頓挫していた、「コスプレ」という言葉の生みの親でオタク産業の重鎮である高橋信之氏に関する本が、ようやく6月には完成。
 早稲田の漫画研究会時代のエピソードから始まって、ゲーム攻略本で大当たりした時代、うっかり楽してカネを稼ごうとして会社を乗っ取られた時代、また再起した時代、となんとも波乱万丈な一代記になっております。
 漫研時代の仲間であったやくみつるさんや堀井憲一郎さん、高橋さんの事務所のかつての間借り人だった映画監督の河崎実さん、かつて高橋さんの会社でアルバイトを経験し、現在はホットトイズジャパンの社長をつとめるフランク・デュボアさんらのコメントもあります。
 6月9日夜には、秋葉原UDXビル4階のスパシオギャラリーにて、出版記念のパーティーを開催する予定です。
 
 もう一つが、『生かされて』。
 著者は、小泉今日子の『常夏娘』、マルシアの『ふりむけばヨコハマ』をはじめ、数多くのヒット曲を産んでいる作曲家でもあり作詞家でもある、たきのえいじさん。5月に発売の水森かおりさんの新曲『早鞆ノ瀬戸』も作詞されています。
 たきのさんは、自分の教え子でもある歌手の、かとうれい子さんとともに、
「歌の宅配便」という活動をしています。これは、病気などのために寝たきりや車椅子生活を余儀なくされている方の家庭を訪れ、その方を前に歌を披露するものです。また、それとは別に、知的障がいを持つ方々のいる施設で、20年以上に渡って、毎年、その皆さんたちを主役にした歌合戦イベントも開いています。 
 しかも、そういう活動を、「世のため人のため」と力んでやっているのではなく、「やってて楽しいから」とあっさり言えてしまうあたりがとても素晴らしい。
 それらの活動を通して、何を感じ、何を自分の生きる糧としていこうとしているのか・・・。作詞家らしく、たきのさんの文章には、独特の言葉の輝きがあります。
 6月13日昼には、渋谷TAKE OFF 7で出版記念ライブも開催の予定です。
 
 夏以降に出版予定の企画も、すでにいくつか準備中です。
 山中企画をもっと発展させたい、とかそういう「向上心」はまったくありませんが、楽しい企画をやり続けたい、という気持ちは人一倍あります。
 
 
『最後のGSといわれた男』、好評発売中!

 
 山中企画が昨年出した本の一つが『最後のGSといわれた男』。
 仙台在住で、元グループサウンズ「オリーブ」のドラム&ボーカルだったマミーこと木村武美(キムタケ)さんの自叙伝です。木村さんは今でも自分の経営する国分町の店「DRUM」でドラムを叩き続ける「現役ミュージシャン」でもありつつ、だんだん減ってきている「GSの生き証人」の一人でもあります。
オリーブ時代には『マミー・ブルー』というヒット曲も出しました。
もちろんターゲットは、昭和40年代の、あのGS全盛期にノスタルジーを感じる世代の人たち。
木村さんに会いに、すでに何度か仙台に行っております。今年3月にも、交通費節約のために、「青春18きっぷ」を使って、鈍行で往復しました。
ちょうど仙台に来ていたタブレット純さんとも合流し、「GS話」の花が咲きました。とはいえ、GSに異常に詳しい純さんと、当時を思い出して語る木村さんの横で、私は、話の内容はほとんどチンプンカンプンでしたけど。
本についていえば、GSが最高に盛り上がったころの思い出とともに、藤圭子、井上陽水、山口百恵をはじめ、かつて接した「ビッグスター」とのエピソードも散りばめられた、とても楽しめるものに仕上がっています。
7月には、仙台から東京に木村さんをお呼びして、タブレットさんとの歌付きトークライブを開く計画もあります。いまのところ、7月24日(月)高円寺ショーボートを仮予約しております。詳細は、また改めて。
 
『改訂版 小説・コント55号』も好評発売中! 

 
 おなじく、去年発売した昭和40年代へのこだわり本も、もう一冊あります。
 「コント55号」といえば昭和40年代のお笑い界で大旋風を巻き起こした伝説的コンビ。
 実は私、そのコント55号の結成前後について各方面に取材し、10数年前、竹書房から『小説・コント55号』なる本を出版しました。
で、このたび、2016年が「コント55号結成50周年」というのもあって、昨年末、山中企画で『改訂版』を出そうと決意したのです。竹書房の本では触れていなかった、欽ちゃん・二郎さん最後の共演となった明治座公演のエピソードを加え、2人の「まったく性格は合わないのにかけがえのない存在だった」様子を、さらに浮き彫りにしようと思いました。
 本の売り文句は、こうです。
 
「昭和41(1966)年、
ビートルズが来日して、
コント55号が生まれた!」
 
 まったくビートルズによって日本の音楽界もガラッと変わり、グループサウンズの大ブームが起こり、コント55号によってお笑い界も一気に変わったのです。
 どう変わったかについては、ぜひこの本を読んで味わってください。
 
 
田中先生の『一生健康に過ごせる「腸」は3歳までに決まる』(河出書房新社)に、山中企画も編集協力!

 
山中企画の本の中で、最も安定した売れ行きを続けているのが「腸は脳よりも大切」と訴える東洋医学医師・田中保郎先生関連本です。
その田中先生が、昨年10月、河出書房新社より
『一生健康に過ごせる「腸」は3歳までに決まる』
 という本を出しました。一昨年6月の『驚異の腸内フローラ』(ぶんか社)に続いて、山中企画が編集協力をしています。
 
「浦議」のコラムもよろしく!

私、浦和在住で、1993年のJリーグ開幕からずっと浦和レッズのシーズンチケットを買っております。すでに四半世紀になってしまいました。
ただ、ゴール裏サポーターのように、みんなで立って声出して応援したりする「統一行動」は苦手で、とにかく一人で埼玉スタジアムに行っては、誰とも仲良くならずに、試合を見たらさっさと帰ることを繰り返しています。
で、一応、試合についての感想などを「浦和レッズについて議論するページ」というサイトの中で、コラム「山中伊知郎の素人目線」というタイトルで載せさせてもらっています。あくまでホームの試合限定です。10年以上前はアウエーまで追いかけていきましたが、今はホーム観戦のみ。
試合内容以上に、「きょうの集客はよかった」とか「南側の自由席はファミ
リー層が多かった」とか、そういうところにこだわっています。
今年のレッズは、新加入のFWラファエル・シルバの大活躍もあって、リーグ戦でも首位をキープ。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の予選リーグ突破も、あっさり決めています。
先日の大宮アルディージャとの「さいたまダービー」は予想外の敗北となったものの、実力的にはJリーグトップ。リーグ戦優勝はカタいでしょう。
 
恒例の『ちょっと昭和なヤングたち65』は5月22日

 
 恒例の『ちょっと昭和なヤングたち65』は、5月22日(月)午後6時半からお江戸上野広小路亭で開催します。
MCはもちろんイワイガワ。ゲストはねづっち、チャイム、ユリオカ超特Qなど。
 やっているのは相変わらず古くて新しいお笑い。しかし、このライブも10年をとっくにこえ、年輪を重ねてきて、料理でいえば、えもいわれぬ独特のダシが出るようになってきています。
 ぜひ味わってみませんか。