山中企画だより 2017年4月

 

  なにはともあれ、3月の話題は圧倒的に大相撲でしたね。
  あの凄まじい盛り上がりを見たら、夏場所のチケットを取るのは、ちょっと難しいかもしれません。5~6年前の角界ドンづまりの頃なら、休日はともかく、平日の、それも2日目、3日目あたりなら、客席スカスカだったのに。
 私も、国技館でナマで大相撲を見るようになったのは初代貴ノ花と輪島が大関同時昇進を果たした頃くらいからですが、まあ、いったん落ちた相撲人気が、こんなにV字回復したのは記憶にありません。
 考えようによっちゃ、若貴時代にあまりに人気が高まりすぎて、その後の落ちっぷりが目立っちゃっただけなのかもしれませんが。
  しかし、稀勢の里、すっかりイメージ変わりましたね。
  ずっと肝心なところでコケる、実力はあるのにチキンハートの「期待外れ男」だった
のが、春場所の逆転優勝で、「痛みに耐える男の中の男」になってしまった。
 いきなり「凡人」が「偉人」に変貌したというのでしょうか。
 まあ、正直、少しサビシくはあります。あの、勝つべきところで負け、負けるべきところで勝つ、ツッコみ所満載の「キセノン」が私は大好きだったので。
 高安の大関獲りもあるし、宇良も勝ち越して来場所はまた幕内で見られるし、大相撲夏場所の見どころもたっぷり。
  こりゃ、当日券目指して、国技館前で徹夜するしかないか。いやいや、還暦過ぎてそんなことしたら体壊す。
  私が、ホームの試合は必ず観戦する浦和レッズの調子も、まずまずです。4月1日現在、リーグ戦では3勝1敗1引き分けの4位。こちらも稀勢の里同様、勝負所で弱いキャラから、傷ついても最後に勝ち切る強豪キャラに変貌してほしいものです。
 それにしても、今年は桜の開花が遅いですねぇ。いったいいつ、花見やったらいいか、迷ってしまう。
もっとも、先日、「桜の名所」飛鳥山を歩いてみたら、まだ花が咲いてなくても、それなりに盛り上がっていたグループがあちこちにおりました。たぶん、あんなふうに、咲くのを待ち切れずに爆発する「暴発型花見客」が、全国各地に出現したことでしょう。
 てなことで、このメールは、私、山中企画の山中伊知郎とここ一、二年の間で名刺交換をさせていただいた方、私どものライブに来ていただいた方、昔からの知り合い、それにウチの事務所関係者などにお送りしております。
 この「山中企画だより」の趣旨は、要するに、ウチの事務所は、最近、こんな活動をしていますのでよろしく、という、いわば近況報告のメールです。
 もしよければ、ご一読ください。もう送らないでくれ、ということでしたら、ご一報ください。
 

『目が見えない演歌歌手』、ついに発売!

 さーて、いよいよ山中企画が今年最初にお届けする新刊書の告知をいたしましょう。タイトルは、
『目が見えない演歌歌手』
 著者は、未熟児網膜症によって、生まれつき視力を失い、やがて高校在学時に『NHKのど自慢』のグランドチャンピオンに輝いたのをキッカケに、プロの演歌歌手の道に進んだ清水博正さん。
 彼の「語りおろし」を、私が聞いてまとめさせていただきました。
 演歌との出会い、温泉施設などでのお年寄りとの交流、プロ歌手になる道筋、さらに「視覚障がい者」として見た「バリアフリー社会」の現状など、たっぷりと語られています。
 当然、何度も取材のためにお会いしたのですが、とにかく明るく、異常にテンションが高い。ご本人も「障がいはハンデではなく個性」と明言しているように、一人でも外出するし、パソコンも使いこなす「行動派」です。
 おそらくこの本を読んでいただければ、「視覚障がい者」に対して抱いていたイメージがガラッと変わると思います。
 ご本人の語り以外にも、お母さん、清水さんをプロの道に誘った作曲家の弦哲也さん、作詞家のたかたかしさん、歌番組を通して清水さんと出会ったNHKのスタッフの方々などのインタビューもあります。
 お年寄りや障がい者の方はもちろん、それ以外の皆さんにも勇気と元気を与えられる本になっております。
 
 
6月発売予定は『マスター・ウォーズ(仮)』と『生かされて(仮)』
さらに6月発売の予定で、2冊の企画が進行中です。
 まずは『マスター・ウォーズ(仮)』。
一度計画して、しばらく頓挫していた、「コスプレ」という言葉の生みの親でオタク産業の重鎮である高橋信之氏に関する本が、ようやく6月には完成。
 早稲田の漫画研究会時代のエピソードから始まって、ゲーム攻略本で大当たりした時代、うっかり楽してカネを稼ごうとして会社を乗っ取られた時代、また再起した時代、となんとも波乱万丈な一代記になっております。
 漫研時代の仲間であったやくみつるさんや堀井憲一郎さん、高橋さんの事務所のかつての間借り人だった映画監督の河崎実さん、かつて高橋さんの会社でアルバイトを経験し、現在はホットトイズジャパンの社長をつとめるフランク・デュボアさんらのコメントもあります。
 6月9日夜には、秋葉原スパシオギャラリーにて、『高橋信之 還暦&出版パーティー(仮)』を開催する予定です。
 
 もう一つが、『生かされて(仮)』。
 著者は、小泉今日子の『常夏娘』、マルシアの『ふりむけばヨコハマ』をはじめ、数多くのヒット曲を産んでいる作曲家でもあり作詞家でもある、たきのえいじさん。
 たきのさんは、自分の教え子でもある歌手の、かとうれい子さんとともに、
「歌の宅配便」という活動をしています。これは、病気などのために寝たきりや車椅子生活を余儀なくされている方の家庭を訪れ、その方を前に歌を披露するものです。また、それとは別に、知的障がいを持つ方々のいる施設で、20年以上に渡って、毎年、その皆さんたちを主役にした歌合戦イベントも開いています。 
 しかも、そういう活動を、「世のため人のため」と力んでやっているのではなく、「やってて楽しいから」とあっさり言えてしまうあたりがとても素晴らしい。
 それらの活動を通して、何を感じ、何を自分の生きる糧としていこうとしているのか・・・。作詞家らしく、たきのさんの文章には、独特の言葉の輝きがあります。
 6月13日昼には、渋谷TAKE OFF 7で出版記念ライブも開催の予定です。
 
 夏以降に出版予定の企画も、すでにいくつか準備中です。
 
 
 
『最後のGSといわれた男』、好評発売中!

 
 山中企画が昨年出した本の一つが『最後のGSといわれた男』。
 仙台在住で、元グループサウンズ「オリーブ」のドラム&ボーカルだったマミーこと木村武美(キムタケ)さんの自叙伝です。木村さんは今でも自分の経営する国分町の店「DRUM」でドラムを叩き続ける「現役ミュージシャン」でもありつつ、だんだん減ってきている「GSの生き証人」の一人でもあります。
オリーブ時代には『マミー・ブルー』というヒット曲も出しました。
もちろんターゲットは、昭和40年代の、あのGS全盛期にノスタルジーを感じる世代の人たち。
木村さんに会いに、すでに何度か仙台に行っております。今年3月にも、交通費節約のために、「青春18きっぷ」を使って、鈍行で往復しました。
ちょうど仙台に来ていたタブレット純さんとも合流し、「GS話」の花が咲きました。とはいえ、GSに異常に詳しい純さんと、当時を思い出して語る木村さんの横で、私は、話の内容はほとんどチンプンカンプンでしたけど。
本についていえば、GSが最高に盛り上がったころの思い出とともに、藤圭子、井上陽水、山口百恵をはじめ、かつて接した「ビッグスター」とのエピソードも散りばめられた、とても楽しめるものに仕上がっています。
 
 
『改訂版 小説・コント55号』も好評発売中!
 
 
 おなじく、去年発売した昭和40年代へのこだわり本も、もう一冊あります。
 「コント55号」といえば昭和40年代のお笑い界で大旋風を巻き起こした伝説的コンビ。
 実は私、そのコント55号の結成前後について各方面に取材し、10数年前、竹書房から『小説・コント55号』なる本を出版しました。
で、このたび、2016年が「コント55号結成50周年」というのもあって、昨年末、山中企画で『改訂版』を出そうと決意したのです。竹書房の本では触れていなかった、欽ちゃん・二郎さん最後の共演となった明治座公演のエピソードを加え、2人の「まったく性格は合わないのにかけがえのない存在だった」様子を、さらに浮き彫りにしようと思いました。
 本の売り文句は、こうです。
 
「昭和41(1966)年、
ビートルズが来日して、
コント55号が生まれた!」
 
 まったくビートルズによって日本の音楽界もガラッと変わり、グループサウンズの大ブームが起こり、コント55号によってお笑い界も一気に変わったのです。
 どう変わったかについては、ぜひこの本を読んで味わってください。
 
 
田中先生の『一生健康に過ごせる「腸」は3歳までに決まる』(河出書房新社)に、山中企画も編集協力!

 
山中企画の本の中で、最も安定した売れ行きを続けているのが「腸は脳よりも大切」と訴える東洋医学医師・田中保郎先生関連本です。
その田中先生が、昨年10月、河出書房新社より
『一生健康に過ごせる「腸」は3歳までに決まる』
 という本を出しました。一昨年6月の『驚異の腸内フローラ』(ぶんか社)に続いて、山中企画が編集協力をしています。
 
「浦議」のコラムもよろしく!

私、浦和在住で、1993年のJリーグ開幕からずっと浦和レッズのシーズンチケットを買っております。すでに四半世紀になってしまいました。
ただ、ゴール裏サポーターのように、みんなで立って声出して応援したりする「統一行動」は苦手で、とにかく一人で埼玉スタジアムに行っては、誰とも仲良くならずに、試合を見たらさっさと帰ることを繰り返しています。
で、一応、試合についての感想などを「浦和レッズについて議論するページ」というサイトの中で、コラム「山中伊知郎の素人目線」というタイトルで載せさせてもらっています。あくまでホームの試合限定です。10年以上前はアウエーまで追いかけていきましたが、今はホーム観戦のみ。
試合内容以上に、「きょうの集客はよかった」とか「南側の自由席はファミ
リー層が多かった」とか、そういうところにこだわっています。
今年もまた、継続中です。
 
恒例の『ちょっと昭和なヤングたち65』は5月22日

 
 恒例の『ちょっと昭和なヤングたち65』は、5月22日(月)午後6時半からお江戸上野広小路亭で開催します。MCはもちろんイワイガワ。ゲストはまだまったく決まっておりませんが、4月中には確定したいと思っています。
 やっているのは相変わらず古くて新しいお笑い。しかし、このライブも10年をとっくにこえ、年輪を重ねてきて、料理でいえば、えもいわれぬ独特のダシが出るようになってきています。
 ぜひ味わってみませんか。
 
 とにかく今後とも、よろしくお願いします。