山中企画だより 2017年6月

 

 いきなり大相撲の話題で申し訳ありません。あまり興味のない方は、スルーしていただければ幸いです。
 で、さっそく大関昇進を決めた高安ですが、あの相撲っぷりを見ていると、どうも不安でいっぱいです。
 腰高で、ドーンと思いっきりかち上げて相手をのけぞらせるような立ち合いは、勢いで圧倒できる時はいいけど、ちょっとでもその勢いが陰ると、すぐに下から入られたりして、不利な体勢になりがちです。
 そもそも、最初からとんでもなく下からくる宇良みたいなのに、どう対処するんでしょう。たぶん名古屋場所では対戦があるでしょうし。
 引いたり、はたいたりして決める割合が高いのも気になります。これもまた当たりや突っ張りの勢いが弱まれば、中に入られて、非常に危険。
 つまり不調だと、ガタガタッと崩れやすいわけです。
 ごく常識的な話ですが、やはり左四つ、右上手をひいて寄り切るような内容を増やしていった方がいい。そっちのが好不調の波もあまり影響なく、成績も安定するし。
 いや、不安て点じゃ、高安以上に兄弟子の方が大不安です。
 稀勢の里、名古屋、出るのかな。やめといた方がいんじゃないかな。左腕が十分に使えない稀勢の里は千代の国あたりといい勝負するくらいで、力からいったら三役か前頭上位くらいのものです。とても横綱として満足できる成績は残せないと思うんだけど・・・。ただ、お客さんも待ってるからなァ・・・・。
 別に、私が心配しなくてもいいんですが。
 しかし、ここのところ、スポーツの中でも、一番大きな盛り上がりを感じ、現場で観戦してウキウキしてしまうのが大相撲なのも確かなのです。
 夏場所も、結局、2回国技館に行って、名物の焼き鳥食って酒飲みながら、観戦してしまいました。場内、御嶽海の後援会関係者や地元・長野の中学生とかがやたら多くて、彼が土俵に上がると、それこそ大声援でした。
 そして、ナマで見たスポーツの中で、最近で最も印象的なシーンと言ったら、やはり5月31日の、埼玉スタジアムの乱闘でしょうか。乱闘といったって、レッズ選手が暴れたわけではなく、相手の韓国のチームの控え選手がピッチ内に乱入してきて、一方的に大暴れしただけなんですが。
 驚きました。レッズが逆転したまま試合終了になる寸前に、その試合をぶち壊そうとしたのか、いきなりピッチ内に走り込んで来て、レッズの選手をエルボーで殴り倒したのですから。
 ピッチ上で闘っている選手同士のトラブル、は見たことがありましたが、控え選手がいきなり飛び出して、は初めてでした。最初は、興奮してスタンドから飛び降りて来た相手のサポーターかと思いました。
 25年、レッズの試合を見続けていると、いろんなことがあります。
 夜のテレビニュースで、この試合の報道がほぼなかったのも、とても意外でした。
 てなことで、このメールは、私、山中企画の山中伊知郎とここ一、二年の間で名刺交換をさせていただいた方、私どものライブに来ていただいた方、昔からの知り合い、それにウチの事務所関係者などにお送りしております。
 この「山中企画だより」の趣旨は、要するに、ウチの事務所は、最近、こんな活動をしていますのでよろしく、という、いわば近況報告のメールです。
 もしよければ、ご一読ください。もう送らないでくれ、ということでしたら、ご一報ください。
 

今月発売予定は『オタク稼業秘伝ノ書! デラックス・ア・ゴーゴー!』と『生かされて』。出版パーティーもやります!

今月、山中企画では、2冊の本を出します。
 まずは『オタク稼業秘伝ノ書 デラックス・ア・ゴーゴー!』。
一度計画して、しばらく頓挫していた、「コスプレ」という言葉の生みの親でオタク産業の重鎮である高橋信之氏に関する本が、ようやく完成しました。
 早稲田の漫画研究会時代のエピソードから始まって、ゲーム攻略本で大当たりした時代、うっかり楽してカネを稼ごうとして会社を乗っ取られた時代、また再起した時代、となんとも波乱万丈な一代記になっております。
 漫研時代の仲間であったやくみつるさんや堀井憲一郎さん、高橋さんの事務所のかつての間借り人だった映画監督の河崎実さん、かつて高橋さんの会社でアルバイトを経験し、現在はホットトイズジャパンの社長をつとめるフランク・デュボアさんらのコメントもあります。
 6月9日夜には、秋葉原UDXビル4階のスパシオギャラリーにて、出版記念のパーティーを開催する予定です。
 
 もう一つが、『生かされて』。
 著者は、小泉今日子の『常夏娘』、マルシアの『ふりむけばヨコハマ』をはじめ、数多くのヒット曲を産んでいる作曲家でもあり作詞家でもある、たきのえいじさん。5月に発売の水森かおりさんの新曲『早鞆ノ瀬戸』も作詞されています。
 たきのさんは、自分の教え子でもある歌手の、かとうれい子さんとともに、
「歌の宅配便」という活動をしています。これは、病気などのために寝たきりや車椅子生活を余儀なくされている方の家庭を訪れ、その方を前に歌を披露するものです。また、それとは別に、知的障がいを持つ方々のいる施設で、20年以上に渡って、毎年、その皆さんたちを主役にした歌合戦イベントも開いています。 
 しかも、そういう活動を、「世のため人のため」と力んでやっているのではなく、「やってて楽しいから」とあっさり言えてしまうあたりがとても素晴らしい。
 それらの活動を通して、何を感じ、何を自分の生きる糧としていこうとしているのか・・・。作詞家らしく、たきのさんの文章には、独特の言葉の輝きがあります。
 6月13日昼には、たきのさんとかとうさんで、渋谷TAKE OFF 7で出版記念ライブも開催の予定です。
 
 
『目が見えない演歌歌手』、増刷!

 山中企画が4月に出したのは、
『目が見えない演歌歌手』
 著者は、未熟児網膜症によって、生まれつき視力を失い、やがて高校在学時に『NHKのど自慢』のグランドチャンピオンに輝いたのをキッカケに、プロの演歌歌手の道に進んだ清水博正さん。
 彼の「語りおろし」を、私が聞いてまとめさせていただきました。
 演歌との出会い、温泉施設などでのお年寄りとの交流、プロ歌手になる道筋、さらに「視覚障がい者」として見た「バリアフリー社会」の現状など、たっぷりと語られています。
 当然、何度も取材のためにお会いしたのですが、とにかく明るく、異常にテンションが高い。ご本人も「障がいはハンデではなく個性」と明言しているように、一人でも外出するし、パソコンも使いこなす「行動派」です。
 おそらくこの本を読んでいただければ、「視覚障がい者」に対して抱いていたイメージがガラッと変わると思います。
 発売開始して約2カ月、おかげさまで大好評です。5月なかばには、増刷もしました。
 お年寄りや障がい者の方はもちろん、それ以外の皆さんにも勇気と元気を与えられる本になっております。ぜひ、お読みください。
 
 
『最後のGSといわれた男』、好評発売中!

 
 山中企画が昨年出した本の一つが『最後のGSといわれた男』。
 仙台在住で、元グループサウンズ「オリーブ」のドラム&ボーカルだったマミーこと木村武美(キムタケ)さんの自叙伝です。木村さんは今でも自分の経営する国分町の店「DRUM」でドラムを叩き続ける「現役ミュージシャン」でもありつつ、だんだん減ってきている「GSの生き証人」の一人でもあります。
オリーブ時代には『マミー・ブルー』というヒット曲も出しました。
もちろんターゲットは、昭和40年代の、あのGS全盛期にノスタルジーを感じる世代の人たち。
木村さんに会いに、すでに何度か仙台に行っております。今年3月にも、交通費節約のために、「青春18きっぷ」を使って、鈍行で往復しました。
ちょうど仙台に来ていたタブレット純さんとも合流し、「GS話」の花が咲きました。とはいえ、GSに異常に詳しい純さんと、当時を思い出して語る木村さんの横で、私は、話の内容はほとんどチンプンカンプンでしたけど。
本についていえば、GSが最高に盛り上がったころの思い出とともに、藤圭子、井上陽水、山口百恵をはじめ、かつて接した「ビッグスター」とのエピソードも散りばめられた、とても楽しめるものに仕上がっています。
7月には、仙台から東京に木村さんをお呼びして、タブレットさんとの歌付きトークライブを開くのが決定しました。7月24日(月)高円寺ShowBoatです。タイトルは『高円寺にGSが舞い降りた!』。
お問い合わせは03-3337-5745高円寺ShowBoatまで。
 
『改訂版 小説・コント55号』も好評発売中!
 
 
 おなじく、去年発売した昭和40年代へのこだわり本も、もう一冊あります。
 「コント55号」といえば昭和40年代のお笑い界で大旋風を巻き起こした伝説的コンビ。
 実は私、そのコント55号の結成前後について各方面に取材し、10数年前、竹書房から『小説・コント55号』なる本を出版しました。
で、このたび、2016年が「コント55号結成50周年」というのもあって、昨年末、山中企画で『改訂版』を出そうと決意したのです。竹書房の本では触れていなかった、欽ちゃん・二郎さん最後の共演となった明治座公演のエピソードを加え、2人の「まったく性格は合わないのにかけがえのない存在だった」様子を、さらに浮き彫りにしようと思いました。
 本の売り文句は、こうです。
 
「昭和41(1966)年、
ビートルズが来日して、
コント55号が生まれた!」
 
 まったくビートルズによって日本の音楽界もガラッと変わり、グループサウンズの大ブームが起こり、コント55号によってお笑い界も一気に変わったのです。
 どう変わったかについては、ぜひこの本を読んで味わってください。
 
 
田中先生の『一生健康に過ごせる「腸」は3歳までに決まる』(河出書房新社)に、山中企画も編集協力!

 
山中企画の本の中で、最も安定した売れ行きを続けているのが「腸は脳よりも大切」と訴える東洋医学医師・田中保郎先生関連本です。
その田中先生が、昨年10月、河出書房新社より
『一生健康に過ごせる「腸」は3歳までに決まる』
 という本を出しました。一昨年6月の『驚異の腸内フローラ』(ぶんか社)に続いて、山中企画が編集協力をしています。
 
「浦議」のコラムもよろしく!

私、浦和在住で、1993年のJリーグ開幕からずっと浦和レッズのシーズンチケットを買っております。すでに四半世紀になってしまいました。
ただ、ゴール裏サポーターのように、みんなで立って声出して応援したりする「統一行動」は苦手で、とにかく一人で埼玉スタジアムに行っては、誰とも仲良くならずに、試合を見たらさっさと帰ることを繰り返しています。
で、一応、試合についての感想などを「浦和レッズについて議論するページ」というサイトの中で、コラム「山中伊知郎の素人目線」というタイトルで載せさせてもらっています。あくまでホームの試合限定です。10年以上前はアウエーまで追いかけていきましたが、今はホーム観戦のみ。
冒頭でも触れた事件をはじめ、レッズ戦ではいろんなことが起こりますが、見ていて決して退屈しないのだけは確かです。
 
恒例の『ちょっと昭和なヤングたち66』は7月25日

 
 恒例の『ちょっと昭和なヤングたち66』は、7月25日(火)午後6時半からお江戸上野広小路亭で開催します。
MCはもちろんイワイガワ。ゲストはまだ未定です。
 やっているのは相変わらず古くて新しいお笑い。しかし、このライブも10年をとっくにこえ、年輪を重ねてきて、料理でいえば、えもいわれぬ独特のダシが出るようになってきています。
 ぜひ味わってみませんか。
 
 とにかく今後とも、よろしくお願いします。